2018年の株価は方向感が分かりずらい事もあり、3営業日くらい下げが続くと「景気後退に突入した」「今年は株が大暴落する」なんて話が出てきます。
米中の貿易戦争に対する警戒感も高まっています。
リーマンショックから10年という点や、米国の景気回復の長さが100ヶ月以上にもなっている事から「そろそろ・・」という心理的な要素が強そうですね。
一方で米経済をみるとGDPの7割を占める個人消費は、事実上の完全雇用と緩やかな賃金上昇となっており景気回復の追い風は依然として強いです。
また、企業の動向を見ても設備投資は増加しており輸出も持ち直している事から、米国経済がすぐ景気後退する状況には見えません。
ただし、株価の周期として考えた場合には2018年~2020年が要注意であることは事実です。
仮に大暴落が起きた時に、私が実行する事を書きとめておこうと思います。
この記事の目次
暴落の引き金はトランプ大統領?
個人的に株価が暴落する可能性は低いと思っているのですが、その理由は「暴落があるかも?」と考えている投資家が多いからです。
ちょっと不思議に感じるかもしれませんが、暴落というのは予想外の事が起きた時に発生することが多いです。
例えばリーマンブラザーズの経営破綻(リーマンショック)は、政府や他の銀行が救済するだろうという予想が大勢を占めていたので大衝撃となりました。
英国のEU離脱(ブレグジット)も同様ですね。まさかの国民投票の結果に市場に動揺が走りました。
ただし予測不能という点で考えると、トランプ大統領は何をするか全く分かりませんので暴落のキッカケを作る可能性はあります?
投資家を不安にさせる10年サイクルとは?
過去を見ていくと約10年に1回くらいのペースで株価が大暴落をしています。
この点は確かに気になる点ではあります。
●1987年10月 ブラックマンデー
●1997年7月 アジア通貨危機
●2008年9月 リーマンショック
●2018年?月 10年サイクルの暴落?
現在に関しては、新興国への警戒が切迫しています。
これらの国の多くは米国を中心とする先進国からの投資資金を活用して成長してきました。
しかし、直近では米国の利上げや欧州の量的緩和の年内終了など、緩和から引き締めの大転換が起きています。
先進国の金利が上昇していく状況では、普通に考えてリスクをとってまで新興国に投資をする理由はありません。
さらに、トランプ大統領がアメリカファーストを打ち出しているので、お金が米国に集まりやすい状況があります。
新興国はドル建て債務が多いので、ドル高になれば想定以上の返済に追い込まれる可能性があるので注意が必要。
今後の数年間は、新興国投資については厳重警戒をすべきというのが私の方針です。
米国株への投資スタンスは現状維持
暴落する可能性がある状況の中では『投資をしない』という選択肢もあります。
しかし、私は従来通りに米国株への投資を継続する予定。
この理由には、暴落が起きないと思っているという事もあるのですが、もっと重要なことがあります。
それは、現在の株価は“過去の暴落時よりも遥かに高い”という事です。
当たり前の話のようですが、長期投資ではこの点がとても大切。
米国株の過去のデータを見ていくと、暴落時に一時的に株価が低迷していますが、他の国と比較して短期間で回復して、その後はグングン上値を追っています。
暴落は予想ができない時に起こるので、それを警戒しても意味が無いと思っています。
それよりも、暴落をしてもシッカリ回復する市場や銘柄に投資をしていくことが将来の資産を大きくすると考えています。
私が外国株でもっとも保有が多いのは、配当利回り6%のiシェアーズ 米国優先株式ETF(PFF)で次が成長期待のバンガード 米国情報技術セクターETF(VGT)です。
関連:目指せ配当生活!利回り5%のiシェアーズ 優先株式 & インカム証券(PFF)に注目せよ
いずれも、暴落しても保有継続で問題ないと思っていますので、下落警戒で売却などは考えていません。
フェイスブックとアルファベットが「情報技術」から「通信サービス」に変更になります。
私の投資対象も、VGTからパワーシェアーズQQQ信託シリーズ1(QQQ)になる可能性があります。
マジ?暴落時に買うのはハイテク関連
一般的に株価の低迷期には財務体質が良く長期で実績がある企業(オールドエコノミー)を購入する人が多いですね。
逆にハイテク関連の銘柄は果てしなく下落する印象が多いので警戒されます。
ただし、この警戒に関しては“20年前のドットコムバブル”の印象が強いからだと思っています(今のハイテク銘柄とは全く別物)。
その点で言うと、ハイテク関連だって立派な対象。
『タバコを止められる人は多いですが、スマホを止められる人はいないのでは?』という視点で考えれば、アルトリア・グループ(MO)よりもアップル(AAPL)になりますね。
アマゾンが展開するネット通販やクラウドサービスが無くなったら生活が相当に不便になりますので、こちらも投資対象です。
関連:米国株の常識を斬る!安定成長の代表銘柄はアマゾンだった
つまり、“期待だけで上昇しているハイテク”と必需品として“生活に欠かせない存知となったハイテク”の2種類あると考えいます。
私は後者であれば、何も心配せずにガッツリと購入。逆に財務体質が良いオールドエコノミーであっても、時代に合わないものは淘汰されていくと予想。
個人的には「将来に向かって必要不可欠」というキーワードを頭に入れて銘柄選択をすれば、そうそう失敗する事はないと思います。
その場合、ハイテク関連株を外すなんてチョット勿体ないですね。
そもそも、逆指値(ストップロス)の設定さえしておけば、暴落なんて恐れる必要もないので従来通り魅力的な銘柄はドンドン買っていきます。
関連:米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
米国株の証券会社は機能で選ばないと損をする?
今回は「米国株が暴落したらどうする?ハイテク関連が安心という新常識」について書きました。投資のヒントになる点があれば参考にしてください。
補足ですが、証券会社を選択する時に手数料ばかりに気を取られている人がいるのですが、これは基本的にデイトレダ―の発想です。
米国株は中長期投資ですので、情報と取引条件の方が遥かにリターンに対する影響が大きくなります。
手数料については、せいぜい数百~数千円の差しかありません。しかし、取引条件の良し悪しで利益が数万~数百万の差になる可能性がある点はシッカリ認識して欲しいと思います。
ちなみに、私は購入した銘柄には逆指値を設定することを徹底!
(マネックス証券のトレールストップという神機能は注目です)
⇒ 米国株は簡単!「売却タイミング」の悩みを1秒で解決する方法
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