このブログでは、投資経験が浅い人には長期の積立投資を薦めています。
しかし投資である以上は元本保証ではありません。
可能性は小さいのですが、「現在が最高値、今後はズルズル値を下げていく」という事も0%ではありません。
日経平均株価を見てみると1989年12月の終値は38,916円で約4万円。
最近は日本市場が好調というニュースを多く見かけますが、最盛期の6割にも届いていないのが実情です。
ある意味では、最悪の例?が身近にあるわけですから、日経平均株価の最盛期から毎月3万円を積立すると現在はどうなるかを考えてみようと思います。
大暴落でも、積立投資ならば逃げ場はたくさんあった
1989年の約4万円を頂点にバブルが弾けた日経平均株価は、3年後には1万7千円まで下落。だたし3年経過後の1996年1月~12月は2万円付近に回復します。
・・と言っても、約半分ですから焼け石に水で大損には変わりありませんね。もっともこれは最高値の時にスポット投資をした時の話です。
最高値から月に1回の積立投資を継続した場合は、1996年の状況は全く違います。
結論をいうと1年のうち約8ヶ月でプラスになっています。
月によっては10%に迫るリターンとなっているので、理論上は儲かって手仕舞いをすることが可能だったと言えます。
その後に日経平均株価はさらに下落をして1万円を割るところまで下がりますが、その後の回復局面では、積立投資は何度もプラスになっています。
簡単に言うと、日経平均株価を積立投資で運用した場合には利益を出すチャンスがたくさんあったという事です。
これが、投資の初心者に向いていると言われる理由でもあります。
最高値から毎月3万円を積立てたら、現在はどうなった?
さて、1989年12月から毎月月末に3万円ずつ購入していくと、2017年9月に元本が1000万を超えます(1002万)。
1989年12月の日経平均株価は約3万9千円、2107年9月は約2万円ですのでようやく半分を超えたと程度ですね。
では、積立を毎月3万を継続した結果ですが、約45%のプラス。
机上の計算では、約1450万になりました。
長期投資やドルコスト平均法を利用しても100%プラスを保証する事はできません。
しかし、このような厳しい例で当てはめてもプラスになっている点は心強いですね。
【関連】 最高値だって関係なし!積立投資がタイミングを考えなくて良い理由
これから投資を開始する人にとっては「投資のタイミング悪い時(現在が最高値)」が気になると思ったので、今回はこのような記事になりました。
実際には日経平均株価よりも高いリターンが期待できる投資信託を選択したり(ひふみ投信など)、地域を分散すれば更にリスクは減らせます。
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